平成14年 宅建 合格体験記1

● 自分を苦境に追い込むことが勝利への近道だ!
静岡市 M・T(男性34歳、保険会社勤務 受験1回 本試験40点)

1.受講の動機

私は、保険会社勤務という仕事柄、直接的には「宅建資格」を必要としませんでしたが、この不況下、自分の会社もどうなるかわからず、また、万が一自分がリストラの憂き目にあった場合に、「再就職」することになると、なにか「資格」が必要だな、と思い、〈おしえコム 宅建アカデミー〉さんの門をたたきました。

2.基本スタンス
「宅建資格」を取得するために、〈宅建アカデミー〉さんを受講する方は、様々な理由と目的があると思いますが、今こうして合格してみて、その秘訣は何かと問われたら、迷わず「自分を苦境に追い込むこと」だと答えるでしょう。
私の場合は、受講のために残業を代わってもらったり、仕事帰りの飲み会を断ったりしたので、同僚などから嫌味を言われたこともありましたが、「今年、是が非でも一発合格する!」という、強い気持ちを持ち続けられたことが勝因だったと思います。
3.勉強方法
  1. 久保先生は的確に重要ポイントをおさえて講義をされますので、講義があった日はその週のうちに、答えを見ながらでも構いませんから、必ず過去問を解いて、疑問点を見つけたり、出題傾向をつかむことが重要です。
  2. 私が勉強に使用した教材は、〈宅建アカデミー〉さんで配付された基本書と、自分で購入した住宅新報社の10年間の過去問問題集だけです。
  3. 答練が始まるまでは、ひとつの分野が終わるごとに試験形式で過去問を解いて、日付・点数・不正解問題をデータとして蓄積して繰り返し行うと、自分の弱点と成長がはっきりとわかります。
4.試験対策
  1. 試験形式(50問)の演習は、8月下旬頃から始めて、過去問10年分を2回、つまり20回やりました。加えて住宅新報社の予想問題集を購入して、図書館とファミレスでやりました。特にファミレスは、2時間ウエイトレスににらまれながら、かつ周りの騒がしい雑音の中で解答するので、本試験対策としてはとても役立ちました。
  2. 8月から本講座とは別に始まった、『スーパー答練』は、絶対にやったほうがよいと思います。理由は、まず第1に試験に慣れること、第2に情報収集です。つまり、1回の答練で50問×4肢=200肢になり、それを5回ですから、計1000肢を知ってから本試験に臨むことができるわけです。これは精神的に非常に安定をもたらします。
  3. 各分野の対策ですが、先生の言うとおり、宅建業法、法令上の制限およびその他の分野を確実にマスターして得点を積み上げる手法が賢明だと思います。民法は、本試験においては半分くらいしか得点できないものと計算したほうがよいと思います。
5.最後に
根性論になってしまいますが、試験に関しては、周りのことを顧みないで勉強に打ち込んで下さい。家族や友人には少しくらい迷惑をかけても(?)合格すれば許されてしまいます。
また、この世で「勉強してください!頑張って下さい!」と励ましてくれるのは、久保先生だけであり、先生だけが味方なのですから、先生を信じて、指導されたことを着実に実行することが肝要です。
たかが10ヶ月です。これを乗り切れなければ、恐らく何事も乗り切れません。勝利の美酒を飲めるよう、皆さんも頑張って下さい。

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